金魚の病気
金魚の病気にはこんなに色々な種類があります。
病気の原因は、細菌や病原虫が金魚に寄生することでおこりますが、
寄生する部位や魚の健康状態によって名前がかわります。
いつもと様子がちがったら、よ~く金魚の様子を観察して、病気がすすまない
うちに助けてあげましょうね。
穴あき病
初期症状は、うろこが一枚もりあがって、充血してきたりします。
症状が進むと、うろこがはがれ、さらに穴があき肉が出てきます。
金魚のからだに穴があいたようにみえるので、「穴あき病」と名前
がついている。
*原因*エロモナス サルモニシダと呼ばれる病原細菌によって
引き起こされる。
*対策*特効薬は「エルバージュ」
パラザンDもきく。
おぐされ病
尾っぽの先がくさって溶けてしまい、骨だけがのこってかさを破いたようになる病気。
初期症状は、尾の先が白くにごって、その部分がだんだん広がっていく。
重症になると、骨もとけて、尾全体が短くなる。
*原因*フラボバクテリウム カラムナス(カナムナス菌)と呼ばれる病原細菌の感染によって
尾腐れ病は起こります。この細菌が、強力なたんぱく質分解酵素を出して尾を溶かして
しまいます。
この細菌は、十分な酸素がないと生きられないので、内臓にまで病気が及ぶことはありません。
*対策*「グリーンゴールドF」 や「エルバージュ」を投薬する。
えらぐされ病
えらに淡黄色の粘液が付着して、えらぶたからはみ出してくる病気です。
えらから綿状に見える粘液状物質が糸を引いているように見えます。
えらが白く変色し、えらがとれてしまうこともあります。
*原因*
外部寄生細菌のコンドロコッカス カナムナスがえら寄生しておこります。
寄生虫寄生による傷やスレにより粘膜が傷ついた時に寄生しやすいです。
つまり、えら病の金魚は寄生虫に犯されていることが多いので寄生虫駆除を
あわせて行うと効果が高いです。
*対策*
エルバージュで24時間薬浴する。
オキシフル0.05%液で30分薬浴する。など
白雲病
初期症状は、金魚のからだのところどころに、白いにごった点があらわれ、あっという間に
全体が白い雲のようなものでおおわれる病気です。えらに寄生すると呼吸困難になって、
すぐに死んでしまいます。春先や梅雨時に発生しやすい病気です。
うちの金魚も、この病気で一匹お星様になってしまいました(涙)。
*原因*
べん毛虫類コステアの寄生が原因でおこります。
水が汚れている、水温の変化が激しいときにおこりやすい病気です。
*対策*
食塩が効果的で、水1リットルに20gを溶かした、5%食塩水を作り、その中へ、
病魚を1日30分ほど付け込みます。
これを3日ほど続けましょう。
水温の変化が大きく、水が汚れているとおこりやすい病気なので、ヒーターなどで水温を
一定にしてやる、水をきれいにする、などの工夫が必要です。
白点病
体やヒレに白くゴマをまいたように、白い点が多数表れます。
病気の初期は白い点が小さくまばらなために発見しにくいのですが、あっという間に
からだ全体に広がります。そしてエラに寄生すると、白雲病と同様、魚は呼吸困難となり
すぐに死んでしまいます。
*原因*
繊毛虫類の白点虫の寄生が原因です。
*対策*
特効薬は塩酸キニーネ。
グリ-ンF マゾテンも効果があります。
水温が25度以上になると白点虫は死滅するので、水温を25℃以上に保つよう
ヒーターで調節しましょう。
てんぷく病
お腹を上にして、ひっくりかえったまま浮いている病気です。
浮き袋の調節がうまくいってないためにおこる病気です。
*原因*
食べすぎで脂肪がつき過ぎたり、ふんづまりになったりすると、浮き袋の調節
がうまくいかなくなります。また、水温が低くても胃腸の働きが鈍くなり、
病気になりやすくなります。
よって、えさのやりすぎと、運動不足、水温低下が原因となります。
*対策*
まず、水温を上げて胃腸の働きをよくすることです。水温が上がると金魚の
動きも活発になり、調整機能も安定してきます。
りゅうきんや、らんちゅうなどの丸い体系の魚がなりやすいです。
松かさ病
うろこが逆立ち、魚が松かさのようになる病気です。
症状が進むとゴムまりのようになり、眼が飛び出すこともあります。
*原因*
寄生虫が原因なのかどうかよくわかっていません。うろこのつけ根にうみがたまるためにおきる病気です。
ただ、水が汚れているとおこりやすい病気です。
*対策*
まず、水をきれいにしましょう。
そして、0.5%食塩浴とエルバージュなどの薬浴を組み合わせると効果的です。
えら病
一口にえら病といっても、 さまざまな症状があります。
●片側のえらぶたは、両方のえらぶたがを閉じたまま動かない。
●逆にえらぶたが開いたまま閉じない。
●えらが黒ずんだり、淡いピンク色になる(くさっている)
●えらぶたや、えらがはがれおちる。
*原因*
症状がさまざまなので、原因もさまざまで、病原菌、病原虫がおもな原因ですが、
えさのやり過ぎや水温の急変によってもえら病になってしまいます。
えら病は進行するとエラぐされ病になることが多いです。
早いうちに適切な治療をしないと全滅してしまいます。
でも、一度かかると免疫力がつくようなので、水温が高く治しやすい時期に早めに
免疫をつけておくのも一つの手ではありますね。
でも、えら病にかからない金魚もいるので、無理やり病気をうつしたりしないで
くださいね。
*対策*
寄生する虫は、多種多様です。寄生している虫に適した駆除薬品を使用する
●0.5%食塩浴→10リットルの水に50グラムの塩を入れて、3日間毎日水換えします。
4日目からは水が白くにごったら、水をかえます。
1週間続けると元気になってくるので、ころあいをみはからって、水槽にもどしましょう。
● マゾテン20→水産用殺虫剤。 吸虫類・繊毛虫類・鞭毛虫類がエラに寄生して
おきるえら病に有効な薬です。10~30℃の水温で使用できます。
●過マンガン酸カリ治療→現在はほとんど使われていない薬ですが、白雲病を引き起こす
原因の一つである繊毛虫・キロドネラ、サイクロキータ、トリコディナに大変よく効く薬
とされています。 キロドネラが寄生すると、エラ表面が白くなり症状が進むとエラ組織が
崩れていきます。
また、えらでなく、尾びれや頭部に白点病によく似た白点が出ます。この白点は白点病
よりも大きいです。(病状が進むと白点病とみわけにくいです)
水温が25℃以上になると、弱ってきます。
水カビ病
きず口に白い綿毛のようなものがつく。体力が回復すると、自然となくなる。
綿毛に沈殿物がくっつくと、まるで泥をかぶったようになるので、泥かぶり病
ともいわれる。
*原因*病気やけがで弱ったからだに、サプロレグニアやアクリアという細菌が
感染しておこる。
*対策*メチレンブルー水溶液・グリーンFリキッドを投薬する。